お知らせ

秋冬野菜の作付会議

2025/8/5 |  介護事業の活動

7月26日(土)に泉南組合員センターで秋冬野菜の作付会議を開催しました。生産者は泉佐野市の川野博信さんと岸和田市の藤原秀和さん、泉南市の立道智恵さん、紀の川市の中村ミゲルさん、「森の小径」農業班の梅林英喜さん、福岡聖也さん。そして理事の𠮷田惠子さんが参加しました。

会議では10月から3月末までに出荷する野菜の種類や量を確認。野菜家族や介護付き住宅の入居者の食事作りをしている「セントラルキッチンさくら」をはじめ「野のはな」が運営するレストラン、喫茶店で使う野菜の作付計画を決めました。

■短い梅雨と酷暑

今年の梅雨入りは平年より3日遅い6月9日。梅雨明けは平年より22日早い6月27日でした。1951年の統計開始以降最も早い梅雨明けで、期間も18日間と過去2番目に短くなりました。梅雨明け後は34℃や35℃以上の猛暑日が続いています。7月に入って34℃以下の日は2日しかありません。

会議でもこの話題になり、播種や定植を早めたり、マルチを敷いたりして工夫しているが、野菜の生育や品質に影響しているとのことでした。

■物価高が生産者を直撃

ガソリン価格や人件費などの高騰によって、肥料代や燃料費、包材の負担が大きくなっています。2022年に野菜の価格を改定しましたが、焼け石に水の状態。これからもオレンジコープの組合員のために野菜作りを続けてもらうために、9月末に仕入価格を30%値上げします。

■「野菜家族」の目安金額を変更

「野菜家族」には500と800、1200の3種類があります。それぞれの数字はセット価格の目安です。500は3~5品目。800は5~8品目。1200は7~10品目の野菜を入れたセットです。しかし、野菜の価格が値上がりしたことによって、目安の金額では品数が入れられない状況になっています。そこで、「野菜家族」の目安の金額を変更します。具体的には500は600、800は900、1200は1300に変更し、おれんじ39号から実施します。

■「森の小径」で米作りを始めました

社会福祉法人「野のはな」が運営している貝塚市にある「森の小径」農業班が米作りを始めました。田んぼの面積は約三反(900坪)。有機質肥料を施し、農薬は不使用。除草剤も使っていないため職員と利用者、技能実習生が田んぼに入って、一本一本雑草を手で抜いています。

収穫の秋を迎え、収穫量が確定したら、数量限定で予約を受け付ける予定です。米作り一年生のため、おいしい米が収穫できるか分かりませんが、安心・安全な米であることは間違いありません。うまくいけば田んぼを増やします。さらに、田植えや稲刈りのイベント開催も考えています。その時を楽しみにしてください。

■オレンジコープの野菜は固定価格

オレンジコープの野菜は生産者と話し合って価格を決めています。市販品は野菜を作る手間やコストは変わらないのに、市場の需要と供給のバランスによって価格が変動しますが、オレンジコープの野菜は年間を通して一定です。

■「野菜家族」は欠かせない仕組み

オレンジコープの野菜は主に「野菜家族」で届けています。登録数を基にして、作付けする野菜の種類や量を決めます。全ての野菜を注文制にすると、必要な量がわからないために生産者との約束ができません。オレンジコープが求める安心・安全な野菜を作ってもらうためには、「野菜家族」の仕組みは欠かせません。

■「野菜家族」を利用してください

「野菜家族」の利用はオレンジコープの組合員のために安心・安全な野菜を作っている生産者を支えることにつながります。たくさんの組合員が「野菜家族」を登録して、利用を続けてください。